DiDi Foodは残念ながら令和4年5月25日にて日本撤退となりました
こんにちはシビスケです。
私自身上手く稼げたら船乗り辞めて配達員になろうかと思っていました。
他にも本業を辞めて配達員になろうかと検討している方も居るのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けた配達員として働いた経験とアドバイス、本業にしない方が良い理由を語りたいと思います。
- DiDiFoodやUber eatsなどの職業が気になる
- 職を失って本業でやろうと考えられてる方
- 副業を検討している方
結論から申します
本業としてやるには、厳しい職業だと思っています。
働いたら働いた分だけお金になる。
反対に働かなければお金にならない。
そんな職業になります。
それではその理由を詳しく解説していきましょう。
目次
需要単価の下落
この仕事を本業に考えては行けない理由として需要単価が下がって来た事です。
ピーク時は大儲けしていた配達員も居ました。
現在は頑張って長時間やって件数を稼ぐ方がほとんどでしょう。
その理由については次のようになります。
配達員の増加
私の配達福岡をベースにお話しします。
DiDiが2021年1月下旬に福岡に進出してきた2週間後くらい、妻が注文しようとした所、配達員が居ないから注文出来ないとの話を聞き、それなら儲かるのでは?
そう考えて配達員になりました。
その時期はくお得なクーポンが配信されていた事もあり、
配達のやめ時を考えなければならないぐらいでした。
それから3ヶ月瞬く間に配達員が増え、現在では配達があっても1時間に一件の時も。
理由は飲食店不景気の為、その業種に関わる外国人労働者がそちらから流れてきている為。
もう一つは配達員報酬が改悪された同業のUber eatsからの配達員が流れてきているからです。
配達件数に応じて報酬を得るのでライバルが多くなり配達がなければそもそもの収入は下がってしまいます。
DiDiの出すお得なクーポンが減った
配達料がかかる為、飲食店側も高い設定にしなければ赤字になってしまいます。
その為自分で買いに行くよりもかなり割高になります。
その為クーポンがなければ利用する人が減ってしまいます。
利用する人が減り、配達員が増えればより配達件数は下がる一方になります。
DiDIFood報酬の現状
5月現在そのような状況ではありますが、緊急事態宣言下にある福岡はある程度需要があり、お昼時の市内中心部、夕食どきなどはそこそこの注文が入ります。
私が平日に配達した件数、報酬を参考にあげます。
報酬単価は次のようになります。
受取り150円
受け渡し150円
距離単価60円/1kmあたり
配達時間9:30から23:00まで(夕方から雨の為配達が微増)
休憩は注文の入らない時コンビニで駐車場で休憩する程度。
125cc原付バイクにて配達
走行距離は180km程
配達件数は25件
配達報酬は12000円程
オンライン受付時間13時間半
時給換算おおよそ888円になります。
DiDiはクエストがあり期間中に達成した件数でインセンティブが付きます。
このインセンティブを獲得する事で時給1100円程に。
現在は地域に限定かもしれませんがDiDiからの手数料は引かれていないため今後手数料がかかって報酬も下落する恐れも
マンション内を歩いたりしますがその時の1日歩数は5000歩。
この事からほとんどバイクの上での時間だったと言う事がわかるかと思います。
需要のある時間帯を狙い撃ちすれば、時給単価は上がりますが、配達件数は稼げなくなり、インセンティブが稼げなくなり、報酬が下がる。
どちらにしてもいっぱいいっぱいで働かなければそれなりの報酬は稼げません。
参考までに2月下旬頃は夕方以降は配達が止まらず、1時間で4〜5件ペースで配達する事も。
インセンティブなしで時給2000円越えなんて当たり前でした。
この労働時間に対して、報酬をどう取るか?です。
自転車では稼げない
私はバイクと自転車と両方とも登録し配達する事が出来ます。
バイクの方が、距離単価が10円程高く、受取り料金も10円程高くなります。
市内を走らせて感じたのが、バイクよりも注文が入りやすいとという事でした。
ですが受け取り店舗までの距離は近くても、配達は3.5kmなど普通に長距離配達させられます。
忙しいお昼の時間帯、夕方の時間帯で配達を途中でやめたりしたので正確な数字が参考までに
26インチの6段変速つきシティサイクル
走行距離50km
オンライン受付時間
10:30〜12:30
17:30〜20:30
以上5時間程
配達件数11件(昼も夜も配達を断って帰った)
配達報酬は5000円程
普段ロードバイクに乗っている私は150kmのロングライドをする事もあります。
その私ですら自転車では稼げないと思いました。
配達が入って来やすいとかいう問題ではなくほんとクタクタになります。
バイクを持たれている方はバイクで配達をした方が疲れにくく長時間働けるのでオススメです。
個人事業主になる
会社員ではなく個人事業主になります。
当然来月の収入もなければ、補償もありません。
身体が自己資本になる為、病気でもすれば働けなくなり稼ぐ事も出来ません。
本業でやろうと思ったらその時稼いでいた本業以上に稼がなければ、会社員の方が保険などが充実している分お得になります。
また税金支払い分、年金、国民保険などの支払いも出てくる為しっかりとお金の管理が出来る方じゃないとやっていけません。
需要を予測しその時間帯に入りそうな注文などを提供しているお店の近くに居るなどの戦略的な考えも必要になってきます。
現在がピーク
Uber eatsのように知名度を上げる為、様々なクーポンなどを出し、知名度をあげようとしています。
私も稼がせてもらっている身ですので考えたくはありませんが、現在は稼げるピークです。
これから先は企業側も回収期に入る時期が来るはずです。
Uber eatsが良い例で飲食店に注文が入っても配達員が表示された報酬に見合うか配達先を選ぶ状況になっており、配達員不足が続いています。
企業は配達員が多くても関係ない
企業は配達員が確保できれば問題ありません。
配達員が多くなり個人の報酬単価が下がっても企業側には関係ありません。
その事頭の隅において置かなければなりません。
ですからいつまでも稼げる時期が続くとは限りません。
稼げるうちに稼いで別な仕事を考えられている方はオススメ出来ますが、本業を辞めてまで配達員になる事は避けた方が良いでしょう。
副業にとどめておいてください。
まとめ
仕組みを理解して働けば良い仕事です。
副業として考えればとても良い仕事になります。
儲かるためには人がやらない時間帯にやるのが基本です。
天候不良時や長期休暇などです。
この仕事は
- 副業として考えている
- 仕組みを理解した上で納得して仕事をする
- 若くて体力がある
- 運動が目的でお小遣い稼ぎたい
- 本業として考えている
- 自転車で稼ぎたいと思っている方
しっかりと理解した上で働かれてください。
配達員の経験からのお話でした。