こんにちはシビスケです。
今回は子供撮影にフルサイズカメラは必要か?についてのお話です。
最後までご覧になって頂ければ幸いです。
- とりあえずフルサイズカメラ
- 自分にとっての良い機種がわからない
- スマホよりキレイだと思っている
目次
フルサイズカメラとは
フルサイズカメラとは昔は一般的だった35mm版フィルムカメラと同等の大きさイメージセンサーを持ったカメラの事を言います。
フルサイズカメラと一言に言ってもミラーレスカメラや一眼レフカメラなど又SONYが発売していますコンデジタイプのフルサイズカメラもあります。
以下フルサイズと略します。
フルサイズのメリット
フルサイズセンサーの魅力とは
- センサーの大きさを活かした感度を上げてもノイズが目立ちにくい
- 明るいところと暗い所の差がある時により多くの情報を残せるダイナミックレンジが広い
- そして被写界深度が狭くなるつまりピントが薄くボケやすい
iPhoneを代表とするスマホカメラのボケがソフトウェアで加工してボケを作っているのとは違ってこちらは自然にできるボケ、加工ではない為ピントの合っている面から薄らと前後に自然にボケて行きます。
フルサイズのデメリット
センサーが大型化するという事はレンズもそれだけ大型化するという事です。
プラスチックを使用した軽量のレンズも出てきてはいますが、軽い物でも200gぐらいからズームレンズになると500g〜800gとF値の小さい明るいレンズはもっと重たいです。
SONYの最軽量フルサイズカメラα7cでも522g(ボディキャップバッテリーSDカードを含む)これにレンズをつければ1kg近くになる訳です。
それでも昔の一眼レフからすればミラーがなくなった分かなり本体もレンズも軽量化されています。
昔はレンズとカメラで2kg近くなんてざらでした。
またセンサーが大型化すれば価格も高くなりますし、レンズも高価になります。
スマホが一般的になった今メーカーはよりお金をかけて高機能化に一層力を入れていますので価格もどんどん高価格化していっております。
重さと高価がデメリットになります。
こちらが気にならない方、昔から一眼レフを使用している方からすれば十分軽量なので魅力的ではないでしょうか。
フルサイズを買えば全て解決?
いえいえそんな事はありません。
ピントが薄いという事はピントが合ってない写真になってしまう事もあると言う事です。
背景までピントがしっかりと合っている写真が撮影したい方は、センサーが小さな方がしっかりと写る写真が撮影出来ます。(スマホやコンデジ)
ピントに関しては現在はオートフォーカス機構がすごい進化し、初心者でも簡単にピントを合わせる事ができますのでフルサイズでもピンボケ写真はかなり減りましたので問題ありません。
F値と言う絞り機構を使う事によりピントの合う範囲も広くは出来ますが、光を取り込む量が減りシャッタースピードが遅くなるなどの弊害も出ますが、昼間の野外など光量が十分な場所では全然気にされなくてもOKです。
とろっとろにボケた写真じゃなくても良いなどボケを気にしないのであれば、軽量なより小さいセンサーを持ったミラーレス機やコンデジを買われた方が良い場合も多いです。
カメラメーカーに頑張ってもらわないと行けないので下手な事は言えませんが、皆様上手くメーカーのマーケティングに誘惑されている方が多いと思います(私のような人)
なのでフルサイズを買えば良いと言うものではありません。
一般の方はスマホで十分
私は以前記事にもしましたが、スマホで撮影する事が最も良いと思っております。カメラにこだわればお金がかかります。
実際安いコンデジよりもスマホの方が高性能ですし無駄な出費を出す必要はないと思っております。
大きくて重いカメラは旅先での荷物になってしまうので最終的には使わなくなる事もあります。
どんな人がミラーレスやコンデジを買えばいい?
私の経験からお話ししますと、もちろん子供写真を沢山趣味で撮りたいからカメラ買うと言うのは十分ありだと思っております。(私もそのタイプ)
ですが高機能を求めるとお金がかかります。
また撮影したい状況で必要な性能のカメラの価格が変わってきます。
ざっくり紹介すると以上になります。
運動会や発表会で撮影する望遠レンズのカメラが欲しい方。
オススメはAPS-Cセンサーを装備したミラーレスカメラです。
フルサイズ程はボケませんが万能なタイプになります。
オートフォーカスは使用するレンズに依存しますがSONYのα6400(10万円)で瞳AFも優秀でオススメです。
富士フイルムのミラーレスも記憶色で特に肌の色、緑色が凄く綺麗です。
APS-Cセンサーはカメラに記載されている焦点距離が35mm版換算で1.5倍になり望遠レンズがフルサイズに比べて小さいなどの利点があります。
室内や動きの速いものを撮影したい方
基本光を早く取り込める事が重要になります。
光を早く取り込むためには、明るいレンズが必要です。
先程は紹介したAPS-Cのカメラでもボディは十分ですが、明るいレンズが必要です。
F値の小さなレンズを使用する事で光の取り込む量を多く出来るので、結果シャッタースピードを上げる事ができ、動いてる被写体を撮影する事が出来ます。
ここに関してはフルサイズセンサーカメラ(感度を上げてもノイズが少ない)+明るいレンズ(F値の小さなレンズ)+AFの速いレンズがオススメにはなります。
写真撮るよ〜っ言ってじっとしてくれるお子さんならAPS-Cのセンサーのカメラでも1型センサーのカメラでも十分だと思います。
どこで割り切るかが問題
カメラを選ぶポイントは
重点をどこに置くかです。
お金はいくらでも出せる、重さも関係ないと言う方はぜひフルサイズセンサのカメラをお買い求めください。
中でも軽さを求める方はSONYのα7Cを買えば軽量なのに優秀です。
金額はほどほど,少しでも軽く、望遠レンズを使いたい、と言う方はAPS-Cサイズのカメラがオススメです。
SONYのα7cや富士フイルムのX-S10やX-T30など、CanonならEOS KissMシリーズがオススメです。
マイクロフォーサーズに関しては高性能モデルでないとAFがいまいちだったりするのであえて紹介していません。(高性能モデルを買うと結果APS-Cサイズのカメラが買える値段になるからです)
私はフルサイズカメラを手放す事としました
昨日X100Vと言うAPS-Cセンサーのコンパクトデジタルカメラを購入しました。
私は室内での動体撮影は諦め、野外では持っている1型センサーのコンパクトデジタルカメラRX100M7に任せて軽さや持ち運びを考える事としました。
勿論画質は落ちますが最大でも21インチのiMacのモニターで確認するぐらいでは違いはさほどないからです。
もちろん等倍まで拡大して確認してみればすぐに違いが分かりますよ。
スマホ画面で確認し、拡大してあら捜しをしない方は、高性能なカメラについて悩む事もないでしょう。
下記の画像をご覧ください。(大きな画像サイズではありません)
焦点距離が違う為画角が違いますが、こちらの写真は等倍で鑑賞しなければ違いはほぼ分かりません。
iPhone 12はソフトフェア処理でちょっと不自然な感じで好みが分かれそうですが、スマホサイズで鑑賞するとほぼ違いが分からないと思います。
動かないお子様を撮影する場合はフルサイズではなくともスマホでも十分と分かってい頂けたのではないでしょうか。
そんな理由で私の場合は使い勝手を選びました。
まとめ
フルサイズセンサーは確かに高性能で暗所にも強くそして階調も良くいい写真は撮れます。
ですが高額、それなりに重たくそして大きいです。
いくら小型化されたとはセンサーが大型化すればレンズの小型化には限界があります。
しかしその条件に合う人はフルサイズを選んだ方が満足感は高いです。
軽くて万能なのは高性能なスマホです。
スマホにない機能を求める時にその用途にあったカメラをお勧めします。
皆さんもカメラ沼には十分にお気をつけて。